夫婦で開業するメリット・デメリットのご紹介
昔は、商店街の八百屋や雑貨屋などは、夫婦で開業し家族みんなで協力していたイメージがあります。いまでは、そういった小さなお店がうまくいかないケースが多いので、昔からの職種では夫婦で開業するのが珍しくなってきたように思います。ですが、ネットの場合だと、意外と夫婦で仕事をしているケースが多いです。ここでは、夫婦で開業するメリットとデメリットをご紹介していきます。
夫婦で開業するメリットについて
夫婦で開業することのメリットを3つご紹介します。
・いつも話しあえる
いつでも一緒にいるので、いつでも話しあえます。どんな些細なことでも話し合って理解し合っていると、気持ちの面でストレスが少ないと思います。夫と妻それぞれの性格や夫婦間の相性などがあるので一概には言えませんが、それでも、夫婦の場合は、話し合える環境がプラスになると思います。
同じ仕事を夫婦で一緒に続けていくと、いい意味で気を遣わなくなります。仕事上の会話で客観的にお互いを理解できるようになり、家庭面の会話が充実してくるように思います。
・スケジュール調整が簡単にできる
いつも夫婦が一緒にいて話し合う時間をもっているので、急なスケジュールが入ってきても、お互いに細かな点を配慮して相談することができます。
しかも、同じ仕事をしているので、家庭のことと仕事のことを全てをひっくるめて計画できるのはとてもありがたいです。旅行の予定と仕事の予定とPTAの予定などをわけて考えなくてもいいので、考えることじたいもラクになります。
・仕事と家庭をわけないでもいい
巷では、仕事を家に持って帰らないという表現があります。仕事のストレスを家庭にもち込まないという考えだと思います。また、家庭よりも仕事を優先するという表現は、仕事のためなら家庭を犠牲にしても仕方ないという考えだと思います。
どちらにしても、仕事と家庭の関係性を切らないとやっていけないという事情があるからですが、夫婦で一緒に仕事をしていると、仕事と家庭の両立を考えるようになります。そもそも、仕事がそのまま家庭に入り込んできているので、家庭が上手くいくように仕事でのストレスがないように気をつけたり、仕事が上手くいくように前もって家庭のことに取り組むようになります。その結果、仕事と家庭とのバランスがとれていくので、仕事と家庭をわける必要がなくなっていきます。
夫婦で開業のデメリットについて
夫婦で開業するときのデメリットについて3つご紹介します。
・心の余裕がなくなりやすい
夫婦で同じ仕事をしていると、仕事がうまくいかなくなったときは、二人が一緒に落ち込んでしまいます。夫婦が別々の仕事をしていれば、片方が落ち込んでも、もう片方が励ますことができます。ですが、同じ仕事をしていると、励まし合うための心の余裕がなくなってしまうことがあります。
仕事が上手くいかなくても、二人で乗り越えた経験をもてば、かえって強くなるかもしれません。より絆が強まって、苦しい時にこそ励ましあえるようになれたら理想的です。
・リスク回避がしづらい
夫婦でひとつの仕事をやっていると、その仕事が上手くいかなくなったときに、夫婦で路頭に迷うことになります。夫婦で別々の仕事をしていれば、夫の仕事がダメになっても、妻の仕事でもちこたえることができますが、ひとつの仕事を夫婦でやっていると、どうしてもそういったリスクがでてきます。リスク分散するためにも、常に仕事の新しい可能性を探ることが必要になってきます。
・一緒にいることがストレスになる
1年365日いつでも一緒にいるので、お互いのことが全て見える状態になります。夫婦で開業する人は、すべてわかりあうことを前提で開業するのだと思いますが、なかには働いていくうちに息苦しさを感じるようになってしまう人もいます。
一緒にいることが苦しいと思うようになると、常にストレスがかかる状態になってしまいます。そうなったら、仕事のやり方を変えるしかなくなるのですが、仕事のやり方を変えることで、お互いにさらに気を使うようになってしまいます。こうなるともう悪循環です。
こうなるまえにできるだけ、気分転換をするなどして、ストレスの予防をしておくことが必要です。
まとめ
夫婦で開業するときのメリットとデメリットについてご紹介しました。夫婦で開業するということを考える時点で、仲良くできる可能性が大きいと思います。そういう夫婦は、デメリットよりもメリットのほうが大きいと思います。