バーチャルオフィスの失敗しない選び方
都内には数多くのバーチャルオフィスがあります。その数、2011年で400件程度。インターネットの普及により、今後も様々な働き方が増えていくことを考えると、バーチャルオフィスはこれからもっと増えていくことでしょう。それ自体は良いことだと思うのですが、数あるバーチャルオフィスの中で、自分に合ったバーチャルオフィスを探し出すのは至難の業です。
どんなバーチャルオフィスがいいのかというのは、働き方によって違うものです。
そんな中で、バーチャルオフィス選びで失敗しないために確認しておきたいことをまとめました。皆さんのバーチャルオフィス選びの参考になれば幸いです。
1.取り扱っているサービスを良く確認する
バーチャルオフィスは「内覧せずに契約」「サービス内容をよく確認せずに契約」という方がとても多く、契約後に「こんなハズでは・・・」と不満が出やすい傾向にあります。
バーチャルオフィスで利用できるサービスは運営会社によって異なるため、取り扱っているサービスの内容については特に良く確認しましょう。
下記に、サービスの確認不足による失敗例を挙げます。
・法人登記をしようと考えていたら法人登記は対応していなかった。
・秘書サービスと書かれていたから契約したものの、外国語には対応していなかった。
・シェアオフィスとしても利用できると書いてあったが、いつも混雑していて席がない。
・利用できる電話番号が03ではなく050から始まる番号だった。
2.余計な費用を払わずに利用できるかを良く確認する。
バーチャルオフィスの料金プランに特に多いのが、あらかじめいくつかのオプションサービスがセットになっており、実際には使用しないサービスを含んだセットプランになっているという場合があります。
使用しないサービスが含まれていても、そのセットプランの価格が相場価格と比べて安価であれば問題は無いのですが、できる限り不要なサービスにコストをかけることなくバーチャルオフィスを利用したいですよね。
また、月額コストを安く見せかけ、初期費用(保証金や手数料)、更新費(年会費)、解約金などが必要なケースもあり、これらも事前に良く確認することが重要です。
3.バーチャルオフィスだからこそ、ビジネスのレベルに合わせる
バーチャルオフィスは、バーチャルと名前がついていても、拠点とする建物があり、「狭くて古い雑居ビルのワンフロアや古いアパートの1室」から「一等地の駅前にある高層ビルのワンフロア、または複数フロア」まで、建物のグレードだけを見てもかなりの差があります。
バーチャルオフィスを利用を希望している方の殆どは、登記するための利用、郵便物の転送などがメインで、会議室やラウンジなどの施設は使うことがないので見落としがちですが、実際にお客様や取引先の方が検索や来社されたときにどう感じるか?とバーチャルオフィスのサービスだけでなく、拠点の建物を含めて、ご自身のビジネスのレベルに合っているかどうかをしっかり見極めましょう。