バーチャルオフィスでの住所のメリット
バーチャルオフィスを利用する大きな目的は、住所です。
住所は、ビジネス上の挨拶の流れの中で名刺交換をした際に、相手が必ず目にする部分です。社会人であれば、まず挨拶と共に名刺交換をするはずです。すると自然と相手の視線は名刺にいき、自ずと会社の住所に目線が移動します。
このような時に、よく知られているような地域やビルがオフィスの住所になっている場合は、その点についてその後の会話の中で言及をされることがあります。おおよその初対面の営業や打ち合わせの場合には共通の話題が少ないため、話のアイスブレイクのような役割を担っている点もその理由のひとつと考えられます。
そのような理由から、特に建物にはしっかりとこだわることが必要です。「○○アパート202号室」と書いてある名刺と、「六本木ヒルズ○階」などと書いてある名刺では、どちらが見栄えが良いかは一目瞭然と言えるでしょう。
極端な例で言えば、古めかしい、いかにも雑居ビルというようなビル名ですと、特にイメージを大切にするような業種をされている方には大きなマイナス要素になってしまいます。
そういった点からも、ご自身のビジネス拠点とも言える住所をどのように利用していくのか、ということはよく考えた方が良いでしょう。
バーチャルオフィスの申し込みをする人の大半は、登記のための住所が欲しいという理由ですが、最近増加しているのは女性の利用です。
セミナーなどを主催されている方が受付先を自宅住所にしていたところ、過去のセミナー参加者によるストーカーの被害に遭ってしまった、ということもあります。それ故に、あえて自宅から遠い場所にあるバーチャルオフィスを借りる場合もあります。
自宅から近い場所にあるバーチャルオフィスを利用している場合、郵便物を直接取りに行けたり、会議室なども利用することができるため便利だということもあります。
バーチャルオフィスを利用することで「**オフィス」と言った具合に、自社の営業拠点を簡単に用意することができる、というメリットがあります。バーチャルオフィスの利用方法は様々ですので、今後もまた違った利用方法が増えていくかもしれませんね。